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   <title>日本にいながらUSA</title>
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   <subtitle>いろんな話をまとめます</subtitle>
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   <title>あの頃は・・・その４</title>
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   <summary>リブの担い手たちの多くは、若いシングルの女性たちだったそうですが、彼女たちの背後...</summary>
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      リブの担い手たちの多くは、若いシングルの女性たちだったそうですが、彼女たちの背後には「主婦的状況」の閉塞感がありました。

フリーダンの「名前のない問題」はこの時期までに日本の女性にも分け持たれていたそうです。

日本の女子労働力化率は７５年に底をうちます。

高度成長期とは、男にとっては雇用者化、女にとっては専業主婦化の時代でした。

リブはその「女らしくない」ふるまいで、男メディアの嘲笑と非難を浴びましたが、彼女たちに共感を寄せる多くの女性の支持を得て、たちまち草の根にひろがりました。

      
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   <title>あの頃は・・・その３</title>
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      ６０年代から７０年代はじめにかけて、ウーマンリブとして知られる第２波フェミニズムは世界を席捲します。

日本でリブが誕生したのは１９７０年でした。

田中美津の「便所からの解放」は女を母と娼婦にニ分する近代の性のニ重基準を撃つ記念碑的なマニフェストですが、バリケードのなかでフリーセックスに応じる女性を呼ぶ学生活動家仲間の隠語だった「共同便所」は、戦時中に兵士のあいだで「慰安婦」を指す用語でもあったそうです。


      
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   <title>あの頃は・・・その２</title>
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      １９６３年、アメリカでベティ・フリーダンの『女らしさの謎』が出版されました。

前年に日本では「女子大生亡国論」が登場。

どうせ結婚して家庭に入るなら女に高等教育はムダ、という考えは「専業主婦大衆化L時代を反映していたが、フリーダンは、そうやって「郊外中産階級の妻」になった高学歴の「シンデレラ」が、女の人生の「上がり」のあとも満たされず、「名前のない問題」に悩まされることを内側から描きました。

フリーダンはその後、全米女性機構の初代の代表となり、「ウーマンリブの母」と呼ばれるようになったそうです。

      
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   <title>あの頃は・・・その１</title>
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      第２次世界大戦後、多くの先進工業諸国が経験した戦後の高度成長の過程で、女性は消費大衆として登場します。

戦勝国でも戦敗国でも、戦争を銃後で支えた女性たちは、戦後復興とともに家庭にしりぞいたそうです。

もっと正確にいえぱ、生産と消費の分業のなかで、消費者という名の、その実、不払い労働者として、経済成長を支えたのです。

それは産業戦士を支える「もうひとつの銃後のつとめ」でした。


      
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   <title>信頼の労使関係　その2</title>
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   <published>2010-06-12T09:00:53Z</published>
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   <summary>こうしたマスコミ攻勢のなかで、車台・組み立て部門の総責任者の男性は 「この工場は...</summary>
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      こうしたマスコミ攻勢のなかで、車台・組み立て部門の総責任者の男性は

「この工場は、アメリカの将来の工場のありようを示すことになると思う」と意気込みます。

彼は時間があれば工場を回り、工員の誕生日にはカードを送ります。

何年前かの冬、南部には珍しい大雪が降り、州都ナッシュビルをはじめとする近隣の役所、事業所が完全にマヒしたことがありました。

しかし驚いたことに、この工場では2000人以上の従業員が、3人の遅刻者を除いて全員出社したのです。

しかもその3人も、雪で車がスリップしたのが遅刻の原因でした。

工場の建設から始動まで一部始終を取材した、ある地方在住の作家は言っています。

「アメリカの広さ、人種的多様さはわれわれの財産さ。

北部の工業に問題が多くなれば、南部でやり直せばいい。

そこには違った人間関係があって再出発できる」。

確かにアメリカには、この最大の日系進出工場さえ栄養の一部として吸収し、歴史のかなたにのみ込んでしまうのではないか、と予感させるほどの広さと多様さがあります。

      
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   <title>信頼の労使関係</title>
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   <published>2010-06-01T08:58:17Z</published>
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      <![CDATA[タイムレコーダーのない工場。

職場で労働者と管理職がファーストネームで呼び合う工場・・・。

アメリカ自動車工業の伝統的な労使環境の中で、これは革命的なことでした。

デトロイトの工場では、労働者は単に4けたの番号で登録されます。

管理職は労働者と顔を合わせる機会もないのです。

当然、この新工場は全米マスコミの注目を集めることになりました。

過去1年間に、工場を訪れた新聞、雑誌、テレビは100社を超えたそうです。

そのほとんどが、この工場の"新しい"労使関係に注目しました。

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   <title>報酬は1件あたり年収の半分</title>
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   <published>2010-05-12T08:54:48Z</published>
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      <![CDATA[ジャックの会社の"情報室"には、業界の重役たちの動向を網羅した「重役年鑑」(1600ページ)30冊が並んでいるそうです。

大手300社の人材約5000人を3年間にわたって追跡したファイルもあります。

しかし、ヘッドハンターの最大の武器は、何といっても"顔"だそう。

ヘッドハンティングの成功報酬は、1件あたり、年収の半分が普通といいます。

アメリカの大会社の社長の場合、年収4、50万ドルは固いから、年間何10件も引き受けるジャックのかせぎはかなりなものになりますね・・・。

アメリカでは、モノや技術だけなく、人をころがすリッチマンもいます。

彼らは、会社人間を、マルクスと同じ目で見ているに違いありません。

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   <title>自分も社外重役として経営に参加</title>
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   <published>2010-05-01T08:51:51Z</published>
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      それから1か月後、さらに2か月後。

記者はジャックの行動を追っているうちに、「新技術」の中身がわかってきました。

かいつまんでいえば、パソコンの電力消費量、重量、サイズを大幅に縮小できる「ある特殊部品」。

1個あたりの値段は20ドルから200ドルまで幅がありますが、量産化されれば、パソコン業界に革命をもたらすことは確実だといいます。

ジャックは、ヒルトンでの昼食会のあと、何日かずつ間をおいて他に何人かの社長候補に接触しました。

しかし、最終的には、某副社長が新会社の社長に就任することで一件落着。

そして、会長には密会していた彼が就任。

本業の手が外せないジャックは、社外重役として経営に参画することになりました。

実際、ジャックの日程は、ひとつの会社人事にばかりかまっていられないほど、多忙を極めています。

午前中、マイアミ(フロリダ州)、午後1時すぎにはアトランタ(ジョージア州)空港のレストランで会食、夜はシカゴ(イリノイ)で面談、といったウルトラCスケジュールもよくあるそうです。

彼は同時にいくつもの&quot;獲物&quot;を追うのです。

「年平均20社くらいからハンティングの注文が来る。

今ほかのをやってますから、といってむげに断るわけにもいかないしね。

それに、この仕事は、信用と実績の積み重ねがモノを言うんだから」

      
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   <title>ヘッドハンターの世界　その2</title>
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   <published>2010-04-21T08:48:45Z</published>
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   <summary>「テクニックといったって、トラの巻きのようなものはないんだよ」 ジャックはそう言...</summary>
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      「テクニックといったって、トラの巻きのようなものはないんだよ」

ジャックはそう言いながら、悠然たる態度で受話器をつまみ上げました。

ダイヤルを回します。

相手は、シリコンバレーの大手半導体メーカーの某副社長。

「ジャックです。実は、今度、新しく設立される会社の社長を捜しています。ご相談に乗ってもらえますか・・・」

あとでわかったことですが、ジャックは、先方の自宅ではなく、いきなり会社に電話を入れているのです。

「こんな話は、できるだけオープンでストレートな方がいい」のだそう。

たえず周りを気にする日本とは大分、わけが違います。

翌日、記者はジャックに同行して、シリコンバレー中央部の都市サニーベイルに向かいました。

めざすは、くだんの「某副社長」が待ち受けるヒルトンホテルのレストラン。

テーブルには、もう1人の男がすわっていました。

以前、ジャックらとコンピューター・メーカー「シグネティク」社の経営に携っていた男性でした。

このメーカーはすでに投資家に売り渡し、これから新しい別会社を作る準備にはいろうとしているのであるのです。

「うまく行った。彼(某副社長)は、われわれの構想にえらく乗り気だよ」

ロビーで待つこと約90分、レストランから出てきたジャックは、第1回の面談の様子を自慢げに説明してくれます。

しかし、肝心の、これから作ろうとする会社の営業内容については、さすがに口が固い様子。

「パソコンの新技術だ」としか言わなかったそうです。

      
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   <title>ヘッドハンターの世界</title>
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   <published>2010-03-21T08:45:49Z</published>
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      自由主義世界の会社人間を「商品」呼ばわりしたのは、カール・マルクスでした。

ハイテクの街シリコンバレーを見ると、その表現がピッタリという感じがします。

激烈な技術開発レースに生き残るため、コンピューター関係のエンジニアたちが息つくヒマもなく引き抜かれ、メーカー問で&quot;たらい回し&quot;にされます。

技術者だけではありません。

雇い主の大企業の社長や重役たちまでが、まるで「商品」のように&quot;売買&quot;されるのです。

その背後で暗躍するヘッドハンター(首狩り族)たち・・・。

ハイテク企業約1万社がひしめくシリコンバレー一帯の北部カリフォルニアには、大物ヘッドハンターが10数人いるといわれています。

その中でも、キャリアと知名度において他の追随を許さないのが、実力者のジャックさん。

日本人記者が&quot;首狩りテクニック&quot;の教えを乞いに門をたたきました。

サンフランシスコ金融街のど真ん中、総ガラス張りの高層ビル21階に、「イェルバートン・アンド・カンパニー」のオフィスがあります。

これが仕事場かと思うような、豪華で整然としたジャックの部屋は、前後左右が眼下の金融街やサンフランシスコ湾を見渡せる大きなウィンドウになっているそうです。

それなりに大物ハンターの怪しげな雰囲気をかもし出しています・・・。

      
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   <title>投資家へ懸命のプロポーズ　その2</title>
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      それから3か月後・・・。

記者は夫からグッド・ニュースを聞きました。

投資家がついたのです。

すでに工場建設資金50万ドルのメドがつき、近くアトランタで着工予定だといいます。

業界の大メーカーとも研究開発の契約を結びました。

「大丈夫です。何とか自立できそうです」と夫人も意欲を燃やしています。

記者はATDCの生みの親、ジョセフ・ペティ学長にインタビューしました。

「一見後れをとっているかに見える南部でも、ハイテクは育つんだ。

シリコンバレーに負けてはいられない・・・そんな気持ちからATDCが始まったんです。

彼らにはぜひ、成功してもらいたいと思っています」

アメリカ人にとって、フロンティアは、まだいくらでも残っています。

可能性は無限に広がっている・・・。

そう信じて行動する彼らの中に、アメリカ社会のダイナミズムを見ることができます。

      
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   <title>投資家へ懸命のプロポーズ</title>
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      やがて、巣を出るヒナ企業主は、大口ベンチャー投資家たちとの&quot;集団お見合い&quot;に臨みます。

この日こそは、実業界に飛躍できるかどうかをかけた&quot;ビッグ・デー&quot;なのです。

その前日、夫妻はさすがに緊張していました。

明日は、投資家たちを前にこれまでの研究成果を発表しなければならない日。

とちらないで、うまく&quot;プロポーズ&quot;できるだろうか・・・。

2人は、大学のカウンセラーに投資家役を演じてもらって、会議室で何度もリハーサルを繰り返したそうです。

いよいよ、当日。

会場は、アトランタでも超一流のホテルとして知られる「ピーチトリー・プラザ」の大広間。

「私が妻と2人で開発したイオン・インプランテーションの技術は、ジェット・エンジンの羽根、機械類のベアリングなど応用範囲は無限です・・・。

工場設備と維持費として、当面90万ドルの出資を願いしたい」

会場の夫人が祈るような気持ちで見守る中、壇上に立つ夫は落ち着いた態度で発表を始めます。

左横の大きなスクリーンに実験の模様が映し出されていました。

      
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   <title>企業保育器とは　その2</title>
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      <![CDATA[保育器に滞在できる期間は長くても3年だそうです。

つまり、企業家の卵はこの「3年間」に勝負をかけるのです。

保育中のいくつかの会社をのぞいた日本人記者がいます。

フライト・シミュレーション技術を得意とするアイベック社、コンピューター・ソフトウエアのキャトロニックス社・・・。

当時いずれも"巣立ち"を間近に控えて、研究は最後の追い込みにはいっていたそうです。

70年代までの南部は、このようなハイテク企業とはほとんど無縁でした。

しかし、ATDCの誕生をきっかけに、ムードが変わったそうです。

今では、ハイテク企業はジョージア州だけでも800社以上に及んでいます。

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   <title>企業保育器とは</title>
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      高所得者にはほど遠いあるアメリカ人の夫妻が、何とか企業家の道を踏み出したのは、ほかならぬ「保育器」のおかげだそうです。

イギリスで物理学専攻の学生だった夫は、1976年、アメリカの〈機会と可能性〉を信じて渡米してきました。

まもなくジョージア工科大学のリサーチ・サイエンティストとして迎えられます。

そこで科学者の卵だった夫人と知り合いになり、結婚しました。

2人は、大学が80年に創設した、ハイテク企業を育てるための「先端技術開発センター」(ATDC)にもぐり込みます。

このATDCに「保育器」というニックネームがあります。

キャンパス内に立派な2棟のビルを持ち、その中で未成熟企業約20社が、すくすくと育っているのです。

資金のない企業家にとって、オフィス、コンピューター、研究資料、実験室をただ同然の安いコストで使えるのは、大きな魅力です。

夫妻はその保育器の中で、日夜、共同研究を続けているうちに「イオン・インプランテーション」という新
技術を開発しました。

これは、金属やセラミックの表面をイオン処理して耐久性を数10倍も高めるという画期的なものです。

「そこで、大学側にすすめられて、82年4月に会社を作ったのです。

会社といっても妻と私の2人だけで、典型的なシード(種)カンパニーというんでしょうか。

その後も、保育器の施設を利用させてもらいながら、どうしたらこの技術を商業べースに乗せられるか、あれこれ試行錯誤を繰り返してきました。」

      
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