ヘッドハンターの世界
自由主義世界の会社人間を「商品」呼ばわりしたのは、カール・マルクスでした。
ハイテクの街シリコンバレーを見ると、その表現がピッタリという感じがします。
激烈な技術開発レースに生き残るため、コンピューター関係のエンジニアたちが息つくヒマもなく引き抜かれ、メーカー問で"たらい回し"にされます。
技術者だけではありません。
雇い主の大企業の社長や重役たちまでが、まるで「商品」のように"売買"されるのです。
その背後で暗躍するヘッドハンター(首狩り族)たち・・・。
ハイテク企業約1万社がひしめくシリコンバレー一帯の北部カリフォルニアには、大物ヘッドハンターが10数人いるといわれています。
その中でも、キャリアと知名度において他の追随を許さないのが、実力者のジャックさん。
日本人記者が"首狩りテクニック"の教えを乞いに門をたたきました。
サンフランシスコ金融街のど真ん中、総ガラス張りの高層ビル21階に、「イェルバートン・アンド・カンパニー」のオフィスがあります。
これが仕事場かと思うような、豪華で整然としたジャックの部屋は、前後左右が眼下の金融街やサンフランシスコ湾を見渡せる大きなウィンドウになっているそうです。
それなりに大物ハンターの怪しげな雰囲気をかもし出しています・・・。